米国株、ダウ続伸し410ドル高 アップルなどに値ごろ感の買い – 日本経済新聞



【NQNニューヨーク=川内資子】12日の米株式相場は続伸した。ダウ工業株30種平均は前週末比410ドル37セント(1.7%)高の2万4601ドル27セントで終えた。前週に相場が急落した反動で、アップルやボーイングなど優良銘柄を中心に買い直しが入り、相場を押し上げた。

 最近の相場下落で下げが目立ったアップルが4%上昇した。アップルと同様に業績の安定成長期待が高い航空機のボーイングも3%高となり、2銘柄でダウ平均を118ドル押し上げた。ダウ平均の上げ幅は午後に一時574ドルに達した。

 ただ、米長期金利上昇が相場の重荷になるとの警戒感は根強い。14日発表の1月の消費者物価指数(CPI)がインフレ圧力の高まりを示し、金利上昇を促すのかを見極めたいとする市場関係者も多かった。

 トランプ米政権が提出した予算教書で、インフラ投資計画への予算拠出が盛り込まれたが、相場を大きく動かす材料にはならなかった。実現性に懐疑的な見方があるうえ、実現して景気を刺激しすぎれば金利を一段と押し上げるとの懸念もあった。

 米株の予想変動率を示す変動性指数(VIX)は25台と前週末比で低下。ただ、投資家の不安心理が高まった状態とされる20は上回って終えた。

 ナスダック総合株価指数は同107.473ポイント(1.6%)高の6981.964で終えた。

 業種別S&P500種株価指数では全11種が上昇した。「素材」「IT(情報技術)」「エネルギー」の上げが大きかった。ダウ平均の構成銘柄はゼネラル・エレクトリック(GE)とホーム・デポを除く28銘柄が上げた。

 防衛のゼネラル・ダイナミクスによる買収を発表したITのCSRAが31%高と急騰。半導体のクアルコムに対する敵対的買収を実現させるため金融機関から1000億ドルの融資枠を確保したと発表した同業のブロードコムが上げた。クアルコムも高い。

 複数の証券会社が目標株価を引き上げたネットワーク機器のシスコシステムズが買われた。CATVのコムキャストが資産買収を再検討していると伝わった21世紀フォックスが上げた。ダウ・デュポンやクレジットカードのアメリカン・エキスプレス、医療保険のユナイテッドヘルス・グループが高い。



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