最強AR&VRスマホ「ZenFone AR」エンジニアリングサンプルをじっくり見る



2017年04月21日 12時00分更新

文● 南田ゴウ/ASCII編集部

 2017年初夏発売予定のASUSの「ZenFone AR」。エンジニアリングサンプルが編集部に到着したので、さっそく細部をチェックしてみました。グーグルが推進する空間認識技術「Tango」とVR技術「Daydream」、その両方に対応する初のスマホということでスマホ好きの注目を集めている1台です。



ASUSのTango&Daydream両対応SIMフリースマホ「ZenFone AR」は夏発売予定

 ちなみにTangoテクノロジーに対応するスマホとしては、レノボが2016年12月に「PHAB2 Pro(ファブツープロ)」を日本市場に投入しています。Daydreamは本来はグーグルのHMD「Daydream View」と組み合わせて利用しますが、国内では残念ながら未発売。

 現時点ではTango&Daydream両対応というメリットを十分に生かせませんが、CPUはクアッドコアのSnapdragon 821、メモリー/ストレージは8GB/128GBと6GB/64GBの組み合わせを用意。さらにnanoSIM×2のDSDS(デュアルSIM・デュアルスタンバイ)対応とハイエンド構成のため、処理性能を重視するユーザーにも魅力ある端末です。

 今回チェックするZenFone ARはエンジニアリングサンプルということで、製品版と仕様が異なる可能性がありますが、さっそくチェックしていきましょう。



エンジニアリングサンプルながら、外箱にキチンと製品名が刻印されている 内箱を開けると、フタの部分に組み立て式のVRメガネが



組み立て式VRメガネのレンズははめ込み作業が必要 同梱物はUSB Type-Cケーブルと充電器、VRメガネ用レンズ、さらにハイレゾ対応のインナーイヤヘッドフォンが付属する豪華仕様



nanoSIM×2のDSDS対応で3G+4Gのキャリアアグリゲーションにも対応するが、一方のSIMスロットはmicroSDとの排他利用となる 最大の特徴である「ASUS TriCam System」はソニー製の2300万画素カメラに加えてモーショントラッキングカメラ、深度カメラの3カメラで構成される



USBポートは両面挿しのUSB Type-Cでイヤフォン端子も底部に配置。WQHD(1440×2560ドット)解像度5.7型有機ELディスプレー下には物理キーを兼ねる指紋センサーを搭載 右側面はボリュームと電源ボタンがある



インカメラは800万画素 ゆるくアールが付いた背面にはシボ加工が施され、ホールド性も良好

 さて、お次はシステムやアプリを見ていきましょう。試作機ということでベンチは実行しませんでしたが、GeekBenchのデバイス情報を見ると8GBメモリーを搭載していることがわかります。もはやモバイルノートPCなみの容量です。



エンジニアリングサンプルはメモリー8GBモデル メモリー8GBモデルのストレージ容量は128GB



プルダウンメニューにはブルーライトカットやメモリー解放も用意される デュアルSIMの設定画面



2300万画素カメラはマニュアル撮影モードを搭載 マニュアル撮影では右側のアイコンをタップするとシャッター速度やISO感度をスライドで調整できる

 それではさっそくTangoテクノロジーを体験してみましょう。TangoアイコンをクリックするとおすすめのTangoアプリがリスト表示されるほか、体験モードも用意されています。試しにMeasure(メジャー)アプリをインストールしてみました。

 アプリを起動するとメインカメラと深度カメラ、モーショントラッキングカメラが起動。画面に表示されている緑色のサークルを計測開始と終了位置でタップすると、その間の距離が表示されます。ARマーカーは一切不要、Tangoテクノロジーで高さや位置情報を自動認識していることがわかります。



ARアプリ「Measure」で計測してみた

 続いてTangoのデモを試してみました。起動すると空間認識を開始し、高さや距離がドットで表示されます。そのまま少し待つと、一気にAR空間に切り替わります。これは楽しい! そして一定時間が経つとAR空間にゲート(?)が開き、実際に撮影している風景が表示されデモが終了。



空間認識がドットで表示される 少し待つと空間認識情報をもとにAR空間を描画

少し経つと現実空間へのゲート(?)が開き、デモは終了

 ZenFone ARはハイエンドスマホとしてはもちろん、TangoのARとDaydreamのVR両対応というところが最大の魅力。価格は8GB/128GBの上位モデルが税抜9万9800円、6GB/64GBモデルが8万2800円とSIMフリースマホとしてはかなりお高めですが、最新テクノロジーに興味がある方ならマストバイかもしれません。

実際にTangoを試してみると、ビックリすること間違いなし
  ZenFone AR
ZS571KL-BK128S8
ZenFone AR
ZS571KL-BL64S6
メーカー ASUS JAPAN
ディスプレー 5.7型有機EL
画面解像度 1440×2560ドット
サイズ 158.98×77.7×8.95mm
重量 約170g
CPU Snapdragon 821(クアッドコア)
メモリー 8GB 6GB
ストレージ 128GB 64GB
外部ストレージ microSDXC
対応ネットワーク LTE:1/2/3/5/7/8/18/19/20
/26/28/38/40/41
W-CDMA:1/2/5/6/8
4バンドGSM
キャリアアグリゲーション ○(2CA/3CA)
無線LAN IEEE802.11ac
(2.4/5GHz対応)
Bluetooth 4.2
OS Android 7.0
カメラ リア:2300万画素/イン:800万画素
モーショントラッキングカメラ
深度カメラ
バッテリー容量 3300mAh
SIM形状 nanoSIM×2(DSDS対応)
価格(税抜) 9万9800円 8万2800円
発売日 2017年夏

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