マーケ予算はIT予算を上回ったのか–B2Bマーケティング座談会(1)



 ビジネスITの世界は変化が激しくなっているが、先日、マーケティング部門へのテクノロジ投資がIT部門のそれを上回ったという発表があった。特にB2Bデジタルマーケティングやマーケティングオートメーションの導入においても、活発に議論されているという。そこで今回、B2Bハッカーの飯室淳史氏、アクセンチュアの槇隆広氏、2BCの尾花淳氏、KDDIの中東孝夫氏にご出席いただき、座談会を開催した。今回は1回目。参加者は以下の5人。

参加者

  • B2Bhack.com B2Bハッカー(ビジネスファシリテーター)飯室淳史 氏
  • アクセンチュア株式会社 デジタルコンサルティング本部 マネジング・ディレクター槇隆広 氏
  • 2BC株式会社 代表取締役 尾花淳 氏
  • KDDI株式会社 ソリューション事業本部 ソリューション事業企画本部 ソリューションマーケティング部 部長 中東孝夫 氏
  • 司会 ZDNet編集部 山田竜司

 ZDNet:本日はお忙しいところをお集まりいただきまして、ありがとうございます。今回は、IT部門に対するB2Bデジタルマーケティングの現在や、成果が出す方法、IT部門としてできることなどをうかがっていきたいと思います。

 まずは皆さん、自己紹介をお願いします。

 飯室氏:飯室淳史です。現在はフリーランスとして活動してB2Bhack.comというブログ運営などに取り組んでいます。


B2Bhack.com B2Bハッカー(ビジネスファシリテーター)飯室淳史 氏

 もともとはバイオテクノロジ分野におりまして、薬剤師です。途中からゼネラルエレクトリック(GE)に買収されましたが、32年間にわたって同じ会社にいました。デジタルマーケティングはここ10年ほどで取り組んでいました。

 槇氏:アクセンチュアの槇と申します。アクセンチュアには機能単位でブランディングされた5つの部署があります。私が所属しているのは、デジタルコンサルティング本部のアクセンチュア インタラクティブという組織です。2014年3月に新設され、今年で4年目に入った組織で、その立ち上げ期から参画しております。

 なお、アクセンチュアは2社目で、最初は日系のSIerでシステム開発をしていました。アクセンチュアに移ってからはコンサルティングに軸足を移して、最初はテクノロジ中心のプロジェクトに従事し、10年前から営業やマーケティング領域のシステムに携わることが多くなりました。当時は営業やマーケティング領域のプロジェクトは数も少なく、ニッチな領域担当で貧乏くじを引いたと思っていました。

 当初は営業やマーケティングの知見や経験がありませんでした。実際のプロジェクトワークを通じて営業やマーケティングの領域はITシステムの話だけしていても話が進まないので、業務の中にどんどん踏み込まないといけないと感じ、仕事でやりながら力をつけていくというような形でがんばっていました。それらの経験が起点となって、アクセンチュア インタラクティブ設立の際に立ち上げメンバーとして参画することになりました。

 アクセンチュア インタラクティブでは、エクスペリエンスデザインやサービスデザインを起点に顧客体験をデザインし、デジタルマーケティング、コンテンツ管理、オムニチャネルなどのコマース関連の領域で顧客向けサービスを実現することに取り組んでおり、私は現場に入って顧客にデリバリする部隊をリードしております。



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