Azure VMで「Windows Server バージョン1709」が利用可能に



さとうなおきの「週刊アジュール」
第7回

「Azure Functions」と「Azure Logic Apps」の併用が便利になった!

2017年11月13日 10時00分更新

文● 佐藤直生 編集 ● 羽野/TECH.ASCII.jp

 こんにちは、さとうなおきです。「週刊アジュール」では、先週の1週間に発表されたMicrosoft Azureの新機能から、筆者の独断と偏見で選んだトピックについて紹介していきます(編集部注:今回は11月第1週分のアップデートを紹介しています)。

Azure Virtual Machines:Windows Server バージョン1709が利用可能に

 IaaSの仮想マシン機能を提供するAzure Virtual Machinesで、Windows Server バージョン1709のVMイメージが利用可能になりました。

 Windows Serverでは、以前から使用されているリリースモデルである「Long-term Servicingチャネル」に加えて、新たに「半期チャネル」(Semi-Annual Channel)というリリースモデルを提供し始めました。

 Long-term Servicingチャネルでは、新しいメジャーバージョンが2~3年ごとにリリースされます。5年間のメインストリームサポート、それに続く5年間の延長サポート、さらに必要に応じて6年間のPremium Assuranceを利用でき、長期間の利用、機能安定性を必要とするシステムに適しています。Long-term Servicingチャネルの最新リリースは、Windows Server 2016です。

 半期チャネルのリリースは、変化の激しい開発サイクルへの対応が必要なユーザーや、最新のHyper-Vを活用しようとするホスティング企業など、クラウド時代のペースで新機能を提供します。年2回、春と秋に新しいリリースが公開され、リリースから18カ月サポートされます。

 半期チャネルの最初のリリースであるバージョン1709は、今年9月のIgnite 2017カンファレンスでリリースされていました

 Azureでバージョン1709のVMイメージが利用可能になったことで、Azure上でのWindows Serverの最新の機能を試しやすくなりますね。

 詳細は、ブログポスト「Windows Server, version 1709 is now available on Azure」Windows Serverイメージのページをご覧ください。


Windows Server バージョン1709のVMイメージ

 Azure Managed Applications:Azure MarketplaceのGA

 Azure Managed Applicationsを使うと、MSP(マネージドサービスプロバイダー)、ISV(独立系ソフトウェアベンダー)、企業のIT部門が、Azure上のソリューションをマネージド型で顧客に提供できます。

 提供形態には、企業のIT部門が、自社内のユーザー向けにマネージドアプリケーションを提供する「サービスカタログ」、MSPやISVが外部の顧客企業向けにマネージドアプリケーションを提供する「Azure Marketplace」の2つがあります。

 今年9月のIgnite 2017カンファレンスで、サービスカタログで提供されるAzure Managed ApplicationsがGAになっていました。今回、Azure Marketplaceで提供されるAzure Managed ApplicationsもGAになりました。

 詳細は、ブログポスト「Managed Applications are now Generally Available in the Azure Marketplace」「Azure Managed Application in Azure Marketplace: Under the hood」ドキュメントをご覧ください。


Azure Marketplaceへのマネージドアプリケーションの公開

Azure App Service:ポータルでパブリック証明書のアップロードが可能に

 Azure App Serviceは、Webアプリ、Web API、モバイルバックエンドをホストするためサービスです。

 今回、AzureポータルでのAzure App Service「概要」ブレードのロード時間が、約半分までパフォーマンス改善されました。また、Azureポータルで、Azure App Serviceのパブリック証明書(.cer)のアップロードが可能になりました。以前は、ARMテンプレートを使うなどの方法が必要でした。これによって、開発、テスト時に自己署名証明書を使うのが簡単になります。

 詳細は、ブログポスト「October 2017 App Service Update」「App Service Certificates now supports public certificates (.cer)」をご覧ください。


パブリック証明書のアップロード

Azure Functions:Azure Logic Appsとの併用が便利に

 Azure Functionsは、サーバーレスアプリケーションをホストするためのサービスです。Azure Logic Appsは、多数のコネクターを通してビジネスプロセスを自動化するワークフローを開発できる統合プラットフォームサービスです。

 サーバーレスアーキテクチャのアプリケーションでは、Azure Functions、Azure Logic Appsが併用されることがあります。そこで、AzureポータルのAzure Functionsの画面から、簡単にAzure Logic Appsに進むことのできる「Logic Apps」タブが追加されました。

 詳細は、ブログポスト「October 2017 App Service Update」をご覧ください。


Azure Functionsの「Logic Apps」タブ







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